労使政が労働市場の構造改善に向けた合意文を最終的に議決しました。
大統領直属の経済社会発展労使政委員会は15日、会議を開き、労働市場の構造改善に向けた合意文を全会一致で議決しました。
今回の合意文は、去年暮れから120回にわたって開かれた会議を経てまとまったものです。
合意文には、労働市場の二重構造の解消に向けた元請と下請け、大企業と中小企業の共存共栄、非正規職の雇用や差別是正のための制度の改善などが盛り込まれています。また、社会的セーフティーネットの拡充に向けた社会保険の適用拡大、失業手当の改善などについても取り上げています。
労使政委員会は、労働市場構造改善特別委員会の運営を来年9月18日まで1年延長し、合意書に盛り込まれた課題を引き続き協議するとしています。
これに先立ち、2大労働組合総連盟の一つである韓国労総＝韓国労働組合総連盟の中央執行委員会は14日、経済社会発展労使政委員会の合意案を追認しました。
しかしこれに反発するもう一つの民主労総は、合意書の署名式が行われたソウル政府庁舎の前で、デモ集会を開きました。