韓国の女性公務員の割合は男性とほぼ同じですが、4級以上の高級公務員は女性の割合が11%に過ぎないことがわかりました。
最大野党、新政治民主連合の安敏錫（アン・ミンソク）議員が、人事革新処が提出した資料にもとづいて15日、発表したところによりますと、去年の国家公務員の数は合わせて63万4051人で、男性が51%、女性が49%と男女の割合はほぼ同じでした。
しかし、4級以上の高級公務員、合わせて8639人のうち、女性は955人と、11%に過ぎませんでした。
部署別には、教育部、女性家族部、保健福祉部などは4級以上の女性公務員の割合が30%を上回りましたが、国民安全処、警察庁、法務部などは10%前後と極めて低くなっていました。
安議員は、「全体の公務員の半数近くが女性であるにもかかわらず、女性の高級公務員は11%に過ぎないというのは、いまだに韓国社会に男女差別が根強く残っていることを示すものだ。女性が専門性を高め、活発に働ける社会にしていくために、さらに取り組むべきだ」と指摘しました。