北韓の咸鏡北道(ハムギョンブクド)羅津(ナジン)とロシア・ハサンを結ぶ鉄道を利用したロシア産石炭の輸送量が初めて100万トンを超えました。
アメリカの自由アジア放送が17日、ロシア鉄道公社の発表を引用して伝えたところによりますと、今年、北韓の羅津とロシア・ハサンを結ぶ「露朝国境鉄道」を利用して輸送されたロシア・シベリア産石炭が、先月21日、初めて100万トンを上回ったということです。
このままだと、北韓とロシアが合意した、今年の年間の目標150万トンを難なく達成できるものとみられます。
これに先立って、ロシア鉄道公社は、今年1〜7月の露朝国境鉄道を利用した全体の輸送量が88万8000トンとなっていると発表しています。これは、去年の同じ期間に比べて9.5倍増えたもので、中国との貿易が鈍化するなか、北韓が、ロシアとの経済交流を拡大している様子がうかえます。