韓国の医療機関で美容外科を受診した外国人が5年間でおよそ13倍増えたことが17日、わかりました。
国会保健福祉委員会に所属する野党・新政治民主連合の南仁順(ナム・インスン)議員が韓国医療紛争調停仲裁院や韓国保健産業振興院などから提出を受けた資料によりますと、去年、韓国の美容外科を訪れた外国人は3万6224人でした。
美容外科の外国人患者数は、2009年の2851人から、5年間でおよそ13倍に増え、診療収入は57億ウォンから1253億ウォンとおよそ22倍に増えました。
美容外科を訪れる外国人患者の7割近くは中国人で、中国人患者数は2009年の791人から2万4854人へと、5年間で31.4倍になりました。
しかし、すべての診療科の外国人患者のうち、登録された外国人患者誘致業者を通じて受診したケースは全体の10.3%にとどまっており、南議員は「およそ9割の外国人患者は国内外の違法ブローカーにより誘致されたり、自発的に来たりした患者だ。違法ブローカーが活動しているのに管理が行き届いていない」と指摘しました。