アメリカFRB=連邦準備制度理事会が18日未明まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利政策の維持を決めたことを受けて、政府と韓国銀行は18日、それぞれ会議を開き、今後の見通しや対応策について議論しました。
企画財政部は、金融委員会、金融監督院、韓国銀行など、関係機関の関係者が出席したなか、マクロ経済金融会議を開きました。
会議で、企画財政部の周亨煥(チュ・ヒョンファン)第1次官は、アメリカの金利据え置きについて、「金融不安を多少和らげる要因になる」としながらも、「FRBのイエレン議長が10月も含め年内利上げの可能性が高いとしていることから、先行き不透明さは続くだろう」との見方を示しました。
そのうえで、「緊張を緩めず、2008年の金融危機の経験を踏まえ、外貨流動性の管理を徹底していく」と述べました。
また、韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は18日、都市銀行の頭取を招いて開いた金融協議会で、年内にアメリカが利上げに踏み切る可能性は排除できない。金融市場における短期的な先行き不透明さは依然として残っている」と述べました。