済州島は、「炭素を排出しない島、済州」を目指し、2030年までに、車種に関係なく、済州を走る車を、すべて電気自動車に切り替えていくことになりました。
済州道は17日、全国で初めて「電気自動車中長期ロードマップ」をまとめました。
それによりますと、乗用車、バス、貨物車など車種に関係なく、まず、第1段階として、2017年までに、済州を走る車37万7000台の10%を、第2段階として、2020年までに40%を、さらに第3段階として、2030年までに、すべての車を電気自動車に切り替えるとしています。
民間部門での普及に向けては、電気自動車を購入する際に補助金を支援する制度などを、バスやタクシーなど公共部門については、バッテリーのリース事業などを活用することにしています。
また、家庭用と公共・民間有料充電器、合わせて7万5000基の電気自動車用の充電器を、2030年までに済州島の各地に設置するとしています。
済州島は、2兆ウォン余りの予算を投入する計画で、済州島の関係者は、「この事業が完了すれば、二酸化炭素の排出を91万トン削減できる」と話しています。