韓国南西部、全羅南道(チョンラナムド)のアヒル農場で、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザが発生し、保健当局がアヒルの殺処分と緊急防疫にあたっています。
韓国で鳥インフルエンザの発生が確認されたのはおよそ3か月ぶりです。
農林畜産食品部によりますと、15日に届け出があった全羅南道羅州(ナジュ)郡とカンジン郡のアヒル農場2か所について、精密検査を行った結果、高病原性鳥インフルエンザに感染したことが18日、最終的に確認されました。
保健当局は、16日までに、届け出のあったアヒル農場2か所のアヒルおよそ1万4800羽を処分しました。
殺処分の対象となる半径500メートル以内に、別の家禽類の農場はないということですが、農林畜産食品部は、4段階ある危機警報を、最下位の「関心」から「注意」に一段階引き上げ警戒を強めています。
韓国では去年、全国各地で191日間、鳥インフルエンザが発生し、1907万羽のアヒルや鶏などが処分されました。