韓国のことしのGDP増加率が世界金融危機の影響を受けた2009年以来の低い水準に落ち込むとの見通しが相次いでいます。
世界の金融ニュースなどを提供するブルームバーグのまとめによりますと、韓国のことしのGDP増加率は2%台にとどまり、2009年の0.7%以来の低い水準にとどまると予想する金融機関が増えています。
野村證券やIHS、オーストラリア・ニュージーランド銀行、ウェルスパーゴは、韓国のことしのGDP伸び率について、2.2%との見通しを示しています。
また、ドイツのデカバンクは2.1%との見通しを示し、2%台を下回る可能性もあるとしています。
このように韓国のGDP伸び率が2%台前半にとどまるとの見通しが相次いでいますが、これは、中国経済の失速、アメリカの利上げ、それらによる新興国の経済危機などの不安要因が多いためで、2%台を下回る可能性も排除できない状況です。