ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンがアメリカの排ガス規制を逃れるために不正なソフトウエアを搭載していた問題で、対象車両は世界でおよそ1100万台にのぼることが明らかになり、韓国環境部は22日、対象車両について再検査を実施する方針を決めました。
アメリカ環境保護局によりますと、このソフトウエアは、試験時と実際の排ガス量に大きな開きがあり、最大で基準の40倍に上る窒素酸化物などを排出していたということです。
2009年以降、韓国で販売されたフォルクスワーゲンの対象車両は、4つのモデル、合わせて4万台に上り、環境部は、来月初めにも対象車両について走行状態で排気ガスの再検査を行う方針です。
不正が確認された場合、リコールや販売停止命令を出すことにしています。