韓国の脱北者団体が20日に北韓に向けて、北韓を非難するビラを飛ばしたことを受けて、北韓の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」は、23日、「ビラが飛ぶ空の下で北と南に生き別れになった家族や親戚が再会できるのか」と反発しました。
脱北者団体の自由北韓運動連合は、軍事境界線に近い京畿道坡州市で20日に北韓を批判する内容のビラ20万枚などを北韓に向けて風船で飛ばしました。これについて、北韓のわが民族同士は、ビラ散布を阻止しない韓国当局を非難し、「ビラが飛ぶ空の下で北と南に生き別れになった家族や親戚が再会できるのか。韓国当局は警告を重く受け止めるべきだ」と威嚇しました。
さらに、22日にも別の民間団体が、北韓を糾弾する内容のビラ90万枚を、軍事境界線近くから北韓に向けて風船で飛ばしたことから分かり、来月下旬の南北離散家族再会を控え、北韓の対応に関心が集まっています。