食生活の西洋化や高齢化に伴って、韓国では去年、心疾患や肺炎による死亡が大きく増えたことがわかりました。
統計庁が23日、まとめた去年の死亡原因に関する統計によりますと、韓国人の死亡原因の1位は、がんで、人口10万人当たりおよそ151人でした。
続いて2位は、心疾患で、3位だったおととしに比べて4%増えています。3位は、脳血管疾患、4位は、自殺、5位は肺炎でした。
統計庁の関係者は、「心疾患は、食生活の西洋化によるもので、これからも増え続けるだろう。また高齢者がかかりやすく、高齢化の代表的な死亡原因とされる肺炎も急激に増えている」と話しています。
一方、死亡原因4位の自殺者数は、去年、1万3800人あまりで、おととしに比べておよそ591人減りました。
人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は、およそ27人で、おととしに比べておよそ1.3人減りました。
しかし20代と30代では死亡原因1位となっているほか、韓国の自殺率の27人は、OECD=経済協力開発機構加盟国平均の12人の2倍以上で、加盟国のなかで11年連続の1位となっています。