伝統民謡「アリラン」が、政府が指定する重要無形文化財となりました。
文化財庁は24日、文化財委員会の審議を経て、「アリラン」を国家指定重要無形文化財第129号に指定したと明らかにしました。
「アリラン」は、韓国を代表する民謡で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
ところが、韓国では、文化財保護法で、「重要無形文化財を指定するには、保有者・保有団体を必ず認定しなければならない」と定められていたため、文化財庁はこれまで、「アリラン」を重要無形文化財に指定することができませんでした。
それが、去年、文化財保護法が改正され、特定の保有者を認定することが難しい場合は、保有者なしに指定できるようになり、「アリラン」の指定が進められていたものです。
保有者・保有団体がない状態で重要無形文化財に指定されるのは今回が初めてです。