ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンがアメリカの排ガス規制を逃れるために不正なソフトウエアを搭載していた問題で、EU=ヨーロッパ連合とのFTA=自由貿易協定によって、 韓国政府は国内法に基づいて処罰できることが確認されました。
環境部が29日明らかにしたところによりますと、韓国とEUとの間のFTAでは、小型ディーゼル車の排ガス管理制度を再来年2017年9月から取り入れることにしています。
ただ協定の付属書の条項には、行政当局が製造会社が技術的な規定を守っているかどうか国内法に基づいてランダムに選んで検証することもできるとなっています。
韓国環境部はこの条項をもとに、不正が確認された場合、国内法に基づいて、販売停止や、リコール、課徴金の賦課などの命令を出すなど処罰する方針です。
環境部は来月1日からフォルクスワーゲンの対象車両の4つのモデルの調査にとりかかることにしています。