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社会

「排ガス不正」 韓国でVWに車代金返還を求める初訴訟

Write: 2015-10-01 10:40:15Update: 2015-10-01 15:20:22

「排ガス不正」 韓国でVWに車代金返還を求める初訴訟

ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンがアメリカの排ガス規制を逃れるために不正なソフトウエアを搭載していた問題で、韓国人の消費者2人が先月30日、フォルクスワーゲングループとアウディコリア、フォルクスワーゲンコリア、韓国のディーラーを相手取り、自動車購入代金の返還を求める訴訟をソウル中央地方裁判所に起こしました。
この問題をめぐって、韓国で訴訟が起こされるのは初めてです。
訴訟を起こしたのは、それぞれアウディの「Q5」の2014年モデルとフォルクスワーゲンの「ティグアン」の2009年モデルを購入した消費者2人で、「詐欺による自動車売買契約を取り消す」として、被告らは原告が払った売買代金を返還する義務があると主張しています。
また、「被告らが、環境に配慮しながらガソリン車より燃費はおよそ2倍向上させ、市内走行時は加速機能が良いと広告し、これを信じた原告に同種のガソリン車より割高で車両を購入させた」と指摘しています。
さらに、「大気環境保全法の基準を満たすためには、車両の性能を低下させて燃費を悪化させるしかなく、さらなる損失を被ることになった。ブランド価値が低下し、フォルクスワーゲン車やアウディ車に対する中古車購入需要が急減した」と主張し、原告は不当利得の返還とともに、主となる請求が認められなかった場合を想定した予備的請求としてそれぞれ3000万ウォンの損害賠償を求めました。  
今回の訴訟を機に、韓国ではフォルクスワーゲングループの排ガス不正問題をめぐる訴訟が相次ぐ見通しで、代理人である法律事務所の弁護士は、「原告をさらに増やし、訴訟を拡大する方針」としています。
問題となっているフォルクスワーゲングループの車両は、韓国で2009年からおよそ14万6000台が販売されたものとみられています。

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