平壌(ピョンヤン)にある兵器工場から出発したとみられる列車が、北韓北西部の東倉里(トンチャンリ)にあるミサイル発射場に向かっていることが1日までに確認され、北韓が発射を示唆している長距離弾道ミサイルに関連した動きとの見方が出ています。
朝日新聞は2日、韓国、日本、アメリカの3か国は、1日までに、東倉里のミサイル発射場に向かう貨物列車の動きを確認したと伝えました。北韓が発射を示唆している長距離弾道ミサイルに関連した動きの可能性がある一方で、積み荷の中身ははっきりせず、韓日米を混乱させるための行動とも考えられるとしています。
列車は、平壌(ピョンヤン)市山陰洞(サヌムドン)にある兵器工場から出発したとみられるということです。
北韓は、2012年12月にミサイルを発射した際にも、同じ工場から長距離弾道ミサイル「テポドン2改良型」の機体を列車で運び、東倉里の発射場で組み立てています。
北韓は、先月中旬、国家宇宙開発局長が、「地球観測衛星の開発が最終段階にきている」と強調し、10月10日の朝鮮労働党創建70周年に合わせて、衛星と称したミサイル発射を示唆しています。