ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンが、ディーゼル車の排ガス規制を不正に逃れていた問題で、韓国の現地法人「フォルクスワーゲン・コリア」は1日、韓国内で販売された問題のディーゼル車が12万台に上り、近くリコールを行うと、環境部に報告しました。
環境部が1日に明らかにしたものです。
リコールの対象は、2009年から今年までに韓国で販売されたフォルクスワーゲンブランドの9万2000台あまりと、アウディブランドのおよそ2万9000台の合わせて12万1000台あまりとなっています。
リコールをいつ、どのような方式で実施するかについてはまだ決まっていないということです。
リコールによって、走行時に排気ガス低減装置の作動を止めるソフトウエアのみを変更する場合、燃費や出力が低下する可能性があり、消費者から不満の声が出るのは必至の状況となっています。
一方、環境部は、1日から、韓国内で販売されているフォルクスワーゲングループの5車種について、排気ガスの検査を始めていて、来月中に結果を発表し、不正が確認された場合、販売停止や課徴金などの措置を検討しています。