10月10日の北韓の労働党創建70年記念日を控えて、北韓ではお祭りムードが盛り上がっているもようです。
北韓の朝鮮中央通信は6日、「労働党創建70周年を祝うための事業が活発に行われている」として、準備の様子を紹介しました。
それによりますと、数か月前から練習を続けてきた軍事パレードや児童・生徒のマスゲームなどの最終リハーサルが、平壌の金日成広場で行われているということです。
また労働党創建に関する展示会が開催されているほか、金日成主席の活動に関する長編小説「尊厳」が創建記念日に合わせて発行されるということです。
さらに、中国をはじめ、シリア、セネガル、イランなどの首脳からの金正恩(キム・ジョンウン)第一書記宛の祝電も相次いでいると強調しました。
このほかにも、発電所や橋梁の竣工式などを盛大に開き、建設事業の成果を大きく紹介しています。
これについて東国(トングク)大学北韓学科の教授は、「北韓は、労働党創建70年にあたり、お祭りムードを盛り上げ、金正恩第一書記の業績を強調することで、体制の安定性を国内外に誇示し、内部の結束を図ろうとしている」と説明しています。