IMF=国際通貨基金が、ことしの韓国の経済成長率の見通しを、これまでの3.1%から2.7%に下方修正しました。
IMFは6日、世界経済見通しを発表し、ことしの韓国の経済成長率の見通しをこれまでの3.1%から0.4ポイント引き下げて2.7%に下方修正しました。
来年の成長率の見通しも、3.5%から0.3ポイント引き下げて3.2%としました。
その理由として、IMFは、韓国の輸出や国内消費が減少し、経済活動が多少鈍化したとしています。
また中国の景気低迷などによって成長率が下がる可能性が高いとし、アメリカの利上げなどによるドル高に備えるために、関連規制を整備する必要があるとアドバイスしました。
一方、世界経済の成長率の見通しは、これまでの3.3%から3.1%に、来年の成長率の見通しは3.8%から3.6%にそれぞれ0.2ポイント引き下げました。
IMFは、背景について先進国の回復が弱く、新興国の景気低迷がさらに進むと予想されるためと説明しています。