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経済

ロッテグループの経営権争い 長男が緊急記者会見へ

Write: 2015-10-08 13:45:19Update: 2015-10-08 14:10:24

ロッテグループの経営権争い 長男が緊急記者会見へ

経営権をめぐるお家騒動が一段落したと思われていたロッテグループの経営権争いがまだまだ続きそうです。
グループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長の長男で、ロッテグループの経営権争いを起こしていた辛東主(シン・ドンジュ)前日本ロッテホールディングス副会長は8日午前、ソウル市内のホテルで緊急記者会見を行い、辛格浩氏から法的な権限を委任され、韓国と日本でロッテホールディングスなどを相手取り、訴訟を起こしたことを明らかにしました。
辛東主氏は8日午前、韓国の裁判所にロッテホテルとロッテホテル釜山を相手取り、取締役解任に関する損害賠償請求を起したということです。
辛格浩氏も、日本の裁判所に、辛東彬(シン・ドンビン)氏のロッテホールディングス代表権と会長職に対する無効訴訟を起こしたということです。
ロッテグループの経営権をめぐっては、グループ創業者の辛格浩氏の長男である辛東主氏と次男の辛東彬氏が対立していましたが、辛東彬氏がロッテグループの大株主で、12社ある「L投資会社」の単独代表取締役に就任し、その直後に開かれたロッテホールディングスの株主総会で代表取締役に選ばれ、「ワントップ体制」を確立しています。
辛東主氏は、「L投資会社」12社のうち、辛格浩氏が代表取締役となっていた9社について、 辛東彬氏が辛格浩氏から同意を得ることなく、勝手に代表取締役に就任したため、違法だと主張し、今後、法廷で争っていく考えを示しました。
一段落したと思われていた経営権争いが新たな局面に入ったことについて、財界関係者は、「訴訟が経営権争いに大きな影響を与えることはないだろうが、安定を取り戻しつつあったロッテグループにとっては大きな打撃となるだろう」と話しています。

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