北韓は10月10日の労働党創建70年の記念行事に合わせて事実上の長距離弾道ミサイルを発射する可能性を示唆しましたが、今のところ発射の兆候はありません。
北韓問題専門家は、中国との関係改善を模索する中、金正恩第1書記の体制になってから最高位となる中国共産党序列5位の劉雲山(リウ・ユンシャン)政治局常務委員が記念式典に参加するなどして、北韓がミサイル発射などの挑発を控えたもようだと指摘しました。
ただ、北韓はいつでも長距離弾道ミサイルを発射する準備ができていて、16日に予定されている韓米首脳会談の結果や今後の中国の動きなどを踏まえて、発射する可能性もあるとしましました。