黄教安(ファン・ギョアン)国務総理は、離散家族全員の生死確認、再会の定例化などを実現させるなど、根本的な問題解決が必要だと強調しました。
黄教安国務総理は、12日にKBSで離散家族と関連した番組の世界記憶遺産登録記念式に出席し、政府は離散家族問題を根本的に解決するために努力しているとしたうえで、離散家族全員の生死確認、手紙の交換、再会の定例化、故郷訪問が実現されるべきだと強調しました。
また、1983年に放映されたKBSの番組「離散家族を探しています」が9日にユネスコの世界記憶遺産登録が決まったことについて、「138日間に渡って放映されたこの番組を通じて数十年間生き別れになっていた家族が再会できた。その感動は今も私たちの心に残っている。いまだに南北に生き別れになっている多くの離散家族の問題を根本的に解決する必要がある」と述べました。
KBSの番組とともに世界記憶遺産登録が決まった朝鮮王朝時代の儒学者たちの著作物を刊行するために作れらた「儒教冊板」については、「民間によって自発的に作られたもので、その文化的価値がきわめて高い」としました。