韓国統一部の報道官は、中国が金正恩第1書記を招待したかどうかについて、確認できていないとしました。
中国の劉雲山(リウ・ユンシャン)政治局常務委員が10日の労働党創建70年記念行事に参加するため平壌を訪問した際、金正恩第1書記を中国へ招待したのではないかとの観測が出ていますが、統一部の報道官は12日の記者会見で、今のところそうした事実は確認できていないとしたうえで、今後の中朝関係の動きをさらに見守ったうえで判断すべきだとしました。
中国のメディアは、劉雲山政治局常務委員が平壌を訪問した際に両国の高官級の交流拡大を提案したと報じましたが、金正恩第1書記を中国へ招待したかどうかについては触れていません。
この報道官は、金正恩第1書記の労働党創建70年記念行事にの演説について、挑発的なイメージを払拭するために努力したことがうかがえるとしたうえで、北韓は南北関係改善に積極的に応じるべきだと強調しました。