韓国銀行は15日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年1.50%に据え置くことを決めました。
韓国銀行は6月に政策金利を1.75%から過去最低水準の1.50%に引き下げましたが、その後は4ヶ月連続で据え置くことを決定しています。
韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は金融通貨委員会が終わったあと、記者会見し、最近になって内需回復の兆しがあり、金利をさらに引き下げるよりは、これまでの金利引き下げによる景気改善効果を見極めることにしたと説明しました。
アメリカの利上げが取りざたされている中、政策金利をさらに引き下げれば外国系資金が流出する恐れもあり、韓国銀行としては金利引き下げは負担となっています。
また、経済成長率について、ことしは2.7%、来年は3.2%との見通しを示しました。
それぞれ7月の見通しより0.1ポイント引き下げられました。
李柱烈総裁は、見通しを下方修正したことについて、第2四半期の成長率が見通しを下回ったためだと説明しました。