鉄道京義線の韓国側最北端の駅、都羅山(トラサン)駅に「統一へ向かうプラットホーム」と名づけられた展示場が14日、オープンしました。
展示場には、2007年から開城工業団地を行き来した貨物列車や1980年代に東西ベルリンを行き来しながら手紙を運搬した米軍所属の貨物列車、ドイツ統一の象徴となっているベルリンの壁の一部などが展示されています。
この日のオープニングセレモニーには韓国統一部の洪容杓(ホン・ヨンピョ)長官やドイツのヨアヒム・ガウク大統領のほか、離散家族など、300人余りが出席しました。
セレモニーに出席した離散家族は、死ぬ前に墓参りでもしたいとして涙を流していました。
都羅山駅は非武装地帯に近く、年間で内外の観光客およそ80万人が訪れます。