全国の水利施設の半数以上が老朽化し、本来の機能を果たせないことがわかりました。
韓国農漁村公社が15日に発表したところによりますと、全国の水利施設およそ6万9000か所のうち56.5%が建設から30年以上経過し、老朽化しています。
なかでも、30年以上経過したものが多いのは貯水池で、およそ1万8000か所のうち94.4%にあたる1万7000か所あまりが、また、揚水場と排水場は、およそ7000か所のうち42.9%にあたる3000か所あまりが30年以上経過しています。
迅速に修理が行われなければ、水漏れなどが増え、干ばつや洪水に対応できず、水利施設としての機能を果たせないとの指摘が出ています。
韓国農漁村公社関係者は、「水利施設のなかには、老朽化によって水の供給能力が不足したり、十分な排水施設を備えていないところが多い。温暖化の影響で水不足が深刻化していることから、さまざまな対策を検討している」と述べました。