釜山で開かれていたアジアの広域FTA=自由貿易協定となるRCEP=域内包括的経済連携の締結に向けた第10回交渉会合が16日閉幕しましたが、年内の妥結は厳しい情勢です。
今回の交渉会合は今月12日から5日間開かれ、韓国、日本、中国それにASEAN=東南アジア諸国連合加盟の合わせて16か国の交渉団が参加しました。
RCEPは一昨年2013年5月から交渉を始め、今回初めて具体的な関税引き下げの協議に入りました。
しかし、各国の間で意見の食い違いが大きく、目標としていた年内の交渉妥結は厳しい情勢となりました。
次の交渉会合は来月11日にマレーシアのクアラルンプールで開かれます。