ソウルで21日、この秋初めてのPM2.5=微小粒子状物質注意報が出されました。
「PM2.5注意報」は、大気中のPM2.5の24時間の移動平均濃度が1立方メートルあたり65㎍以上、または1時間の平均濃度が120㎍以上の状態が2時間以上続いた場合に出されます。
ソウル市は21日午後3時に、鍾路(チョンロ)区のPM2.5の24時間の移動平均濃度が66㎍となったとして、注意報を出しました。
この秋初めてです。
また全国のほとんどの地域でPM10=粒子状物質の濃度が普段の3倍にあたる100㎍を上回り、仁川(インチョン)、大田(テジョン)、全羅南道(チョンラナムド)、慶尚南道(キョンサンナムド)にPM10注意報が出されました。
国立環境科学院は、「このところ韓国上空の大気が停滞しているうえ、中国から粒子状物質が飛来し続けているため、大気汚染物質の濃度が高まっている」と説明しています。
ソウルのPM2.5注意報は、22日午前3時解除されましたが、依然、濃度の強い状態は続いています。
こうした現象は、今週末に中部を中心に降る雨によって解消するとみられます。