24日から北韓の金剛山（クムガンサン）で始まる離散家族の2回目の再会行事に臨む韓国側離散家族が、23日午後、韓国東部の束草（ソクチョ）市のホテルに集まります。
離散家族2回目の再会行事では、韓国側の離散家族90家族255人が24日から26日にかけて金剛山で北韓側の肉親188人に再会します。
一行は、まず束草市のリゾートホテルで一泊したあと、24日朝8時半、バスで金剛山に向かい、午後3時半から北韓側の家族と再会して、26日までの3日間に合わせて6回、12時間にわたって家族と再会してつきぬ話を交わします。
韓国政府は、2回目の再会行事にも医療スタッフ20人を含む100人あまりの支援スタッフを派遣することにしています。
また取材陣29人も同行します。北韓側は1回目の再会の際、北側の出入事務所で韓国側記者団のノートパソコンの内容をすべて調べていることから、今回は、基本的なソフトだけが設置された新しいノートパソコンを持ちこむことにしています。
韓国側参加者の中の最高齢者は、98歳のク・サンヨンさんで、韓国戦争のときに別れた2人の娘と65年ぶりに再会します。ク・サンヨンさんは、別れる直前に新しい靴を買ってあげるとした約束を守るため、美しい刺繍が施された、チマチョゴリ用の靴のコッシンを持っていくことにしています。