政府と与党が推進している歴史教科書の国定化について、国民の反対意見が賛成意見を上回っていることがわかりました。
世論調査機関のリアルメーターが22日発表した、歴史教科書の国定化をめぐる3回目の世論調査の結果によりますと、国定化に反対すると答えた人は53.7%、賛成は41.7%で、反対が賛成を11ポイント上回りました。またよくわからない」は7.7%でした。
年齢別では、60代以上と50代では賛成が多いのに対し、20代と30代、40代では反対が多くなっています。
リアルメーターが13日に行った前回の調査では、賛成が47.6%、反対が44.7%と、賛成が反対を上回っていました。
リアルメーターは、「歴史学者らが反対声明を出していることや、与党議員の一部が反対を表明したのが影響したものとみられる」と説明しています。