軍隊への入隊を待機している若者が急増していることから、政府・与党は27日、新たに入隊させる現役兵の数を、来年と再来年にそれぞれ1万人ずつ増やすことを決めました。
このため来年度予算を600億ウォン増額することにしています。
また政府・与党は、▼兵役の代わりに企業に勤務する「産業技能要員」を現在の4000人から6000人に拡大する、▼高校中退以下の人の補充役については、志願者に限って現役入隊を認める、▼肥満の人を現役兵ではなく補充役に就かせるために現役兵の判定基準を強化するとしています。
兵役が義務化されている韓国では、就職難を背景に軍隊への入隊を希望する若者が増え、現役兵の受け入れ枠を上回る現象が生じています。