韓国は携帯電話や自動車などの製造業では世界で上位を占めていますが、暮らしの質では下位にあることが、韓国貿易協会の調査でわかりました。
それによりますと、韓国は去年、携帯電話の出荷量で1位、半導体の売り上げと造船受注額でそれぞれ2位、自動車の生産で5位と、製造業では世界で上位でした。
また貿易は、輸出で7位、貿易規模で9位、貿易収支の黒字で13位と、おととしと同じ水準でした。
しかし韓国の国民1人当たりの労働時間は世界で3番目に長く、出生率は169か国のなかで166位、女性の経済活動への参加率は57%で30位、暮らしの質は40位と、経済的な成果が暮らしの質の向上にはつながっていないことがわかりました。
韓国貿易協会は毎年、貿易、労働など13の分野のおよそ170項目についての各国の順位をまとめて、報告書「世界の中の韓国」を発表しています。