日本の国会で審議が続いている戦没者の遺骨収集推進法案では、遺骨収集の対象から植民地時代に動員された韓国人犠牲者は排除されていることが分かりました。
日本の戦没者の遺骨収集推進法案は、戦没者の遺骨収集を進めるため、超党派の国会議員が今国会での成立を目指していますが、収集の対象となる遺骨は日本人戦没者と規定し、植民地時代に動員されて戦死した韓国人犠牲者の遺骨は収集の対象から排除されています。
法案は先月、衆院本会議で可決され、参議院での採決が残っていますが、原案どおりに可決される見通しが高いとされています。
遺骨は身元を確認するためにＤＮＡ鑑定を行いますが、原案通り可決される場合、身元を確認するためのＤＮＡ鑑定などに韓国人遺族が加わることが難しくなる見通しです。