優秀な女性将校を増やすため、国防部は28日、女子大学1校に予備役将校訓練課程(ROTC)を新たに設ける方針を明らかにしました。
国防部が検討しているのは、同德(トンドク)女子大学、ソウル女子大学、梨花(イファ)女子大学など女子大学5校で、来年2月にこの中から1校に訓練課程を設ける計画です。
予備役将校訓練課程は、軍の将校を養成するために大学に設置する教育課程で、女子大生対象としては2010年に淑明(スクミョン)女子大学と高麗(コリョ)大学など7校に初めて導入されました。
その後、この課程の設置が認められる大学が増え、現在は女子大学としては淑明(スクミョン)女子大学と誠信(ソンシン)女子大学の2校ですが、ほかに男女共学の大学106校にも女子大生の将校訓練課程が設けられ、合わせて全国108の大学で毎年250人の女性候補生を選抜しています。
国防部は追加導入の背景について、「女性の候補生を増やしてから成果を分析したところ、男性の候補生よりも成績が優秀で、将校になってからも立派に業務を遂行している」と説明しています。