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経済

ハム・ソーセージに発がん性 WHOの発表で揺れる

Write: 2015-10-29 11:01:37Update: 2015-10-29 11:02:05

ハム・ソーセージに発がん性 WHOの発表で揺れる

WHO=世界保健機関傘下の国際がん研究機関が、ハムやソーセージなど、塩漬けや発酵させた加工肉を、発がん性物質に分類したことを受けて、韓国では加工肉の売り上げが急激に減っています。
加工肉業界が28日、発表したところによりますと、Eマート、ロッテマート、ホームプラスなどの大型スーパーでの加工肉の売り上げは、発表から1日で20%近く減少したということです。
ツィッターなどへも、これからは加工肉を食べないという書き込みが増えています。
国際がん研究機関は26日、ハムやソーセージなど、塩漬けや発酵させた加工肉を食べ続けると、大腸がんにかかる危険性を増大させる十分な証拠があるとして、加工肉を発がん性がある物質に分類しました。また牛や豚などの赤みの肉を食べることも、発がんを促す恐れがあると指摘しました。
研究グループは、「加工肉を毎日食べる場合、1日の摂取量50グラムごとに大腸がんを引き起こす恐れが18%増える」としています。
これに対して業界は、「年間で一人18キロも食べる場合のことで、韓国人の加工肉の消費量は年間4.4キロくらいとされるため、大きな問題はない」と主張しています。
今回の発表で韓国の食品医薬品安全処は、専門家による諮問グループやタスクフォース・チームを発足させ、安全な摂取のためのガイドラインづくりに取り組むことにしています。
食品医薬品安全処の関係者は、「世界的な問題となっているだけに発表内容を具体的に把握し、各国の対応も見極めながら韓国独自の対策に乗り出したい」と話しています。

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