三星電子のことし7月から9月までの第3四半期の営業利益が、去年の同じ期間に比べて82%も増えて、7兆3900億ウォンとなりました。
三星電子が29日、発表したところによりますと、第3四半期の営業利益は、前の四半期に比べて7%増えて7兆3900億ウォンとなりました。
これは去年の同じ期間に比べて82%増えています。
売り上げは51兆6800億ウォンで、前の四半期に比べて6%、去年の同じ期間に比べて9%増えました。
部門別に見ますと、半導体の営業利益は3兆6600億ウォンで前の四半期に比べて2600億ウォン増え、これまででもっとも多くなりました。しかしIT・モバイルは、スマートフォンの新製品の発売にもかかわらず、3600億ウォン減って、2兆4000億ウォンにとどまりました。
これについて三星電子は、「半導体は、高付加価値製品の販売が増えたが、スマートフォンは、市場全体の需要が伸び悩んでいるため利益が減った」と説明しています。
一方、三星電子は半導体に15兆ウォン、ディスプレイに5兆ウォンなど合わせて27兆ウォンの設備投資を行う計画です。また11兆3000億ウォンの自社株を購入して消却し、株式価値を高めることにしています。