政府は、将来の有望な医療機器産業を集中的に育成していくことになりました。
産業通商資源部、未来創造科学部、保険福祉部などは2日、将来有望な医療機器の開発と事業化に向けた戦略を盛り込んだ「バイオ未来戦略2」を発表しました。
それによりますと、バイオ臓器3Dプリンティングや血糖測定レンズなど、情報通信技術を取り入れたICT融合型の診断・治療機器やスマートフォンのヘルスケアアプリなど、市場が形成され始めたばかりの有望技術に対する研究開発投資を拡大するとしています。
そのため、ことし1043億ウォンだった予算を、来年は1162億ウォンへと、11%増やすことにしています。
特に、病院で使われるICT融合型の医療機器の開発に向けては、豊かな臨床経験を持つ病院の参加が不可欠と判断し、病院が「医療機器開発子会社」を設立して参加できるようにするとしています。
また、政府は、専門人材の育成に向けて、2020年までに500億ウォン以上のファンド資金を投入し、現在2か所ある医療機器産業特性化大学院を6か所に拡大して医療機器産業インフラを強化するとしています。