駅構内で発生した事故のうち、人身事故など列車による事故を除いて、もっとも事故が多く発生する場所はエスカレーターでした。
国土交通部によりますと、2010年から2014年までの間、駅構内で発生した事故のうち、人身事故など列車による事故を除いて、ホームや階段、エスカレーターなどで発生した事故の数は、合わせて2177件に上りました。
また、事故が発生した場所で見ますと、「エスカレーター」が全体の29%でもっとも多く、続いて「階段」、「ホームと電車の間」などの順でした。
これについて国土交通部は、高齢者の利用率が全体の20%以上を超える全国の駅で、エスカレーターの運行速度を、現在の1分当たり30メートルから、1分当たり25メートルに引き下げる計画を明らかにしています。
また、今週9日から11日まで、全国800か所の駅で、スマートフォンを操作しながら歩いたり、ホームや階段で走ったり、駆け込みで電車に乗ったりしないで、安全規則を守るよう呼びかけるキャンペーンを行います。