韓国の製薬会社、韓美(ハンミ)薬品は9日、多国籍製薬会社、ヤンセンとの間で、自社が 開発した高度肥満と糖尿病を同時に治療できる新薬のライセンス契約を交わしたと発表しました。
契約が結ばれたのは、糖尿病と肥満の治療のための新薬候補「HM12525A」です。
契約により、ヤンセンは、韓国と中国を除く世界各国でこの薬の独占開発や商業化を行うことができるようになり、その見返りとして、韓美薬品に、1億500万ドルの契約金のほか、今後、追加臨床や製品許可、発売などの段階ごとに、合わせて最大8億1000万ドルを支払うことになります。さらに、製品発売後は、販売ロイヤリティーを支払うことになります。
これに先立って、韓美薬品は5日、糖尿病の新薬候補、「クォンタム・プロジェクト」について、フランスの製薬大手、サノフィと総額およそ5兆ウォンのライセンス契約を結んでいます。