ソウルでは、週末の14日、ソウル都心で大規模な集会が予定されているほか、12の大学で、入学試験の一環として論述試験や面接試験が行われることになっていて、激しい交通渋滞が予想されています。
警察と市民団体によりますと、14日午後、ソウル都心の光化門(クァンファムン)一帯では、韓国の2大労働組合連合のひとつである民主労総=全国民主労働組合総連盟や全国農民会総連盟など53の労働・市民・農民団体からなる「民衆総決起闘争本部」が、政府が進める歴史教科書の国定化や労働改革などに反対する大規模な集会を開くことにしています。
集会には、最大10万人が集まるものとみられ、2008年のアメリカ産牛肉の輸入再開に抗議する市民の「キャンドル集会」以来の規模となる見込みです。
また、鍾路(チョンロ)、乙支路(ウルチロ)、南大門(ナムデウン)など、都心一帯で13件のデモ行進と、25件の事前集会が予定されています。
さらに、14日は、高麗(コリョ)大学や西江(ソガン)大学など、ソウル市内の12の大学で、入学試験の一環として、論述や面接試験が行われ、合わせて11万4000人が受験するものとみられ、激しい交通渋滞が予想されています。