所得上位20%の人が下位20%の人より期待余命が6年長いことが分かりました。
国民健康保険公団によりますと、ソウル大学医学部の研究グループと2009~2014年にかけて調査したところ、所得上位20%のグループに属する人の期待余命は83.7歳、下位20%のグループに属する人の期待余命は77.59歳で、6年以上の差がありました。
所得上位20%の期待余命が最も長いのはソウル西草区の86.19歳で全国で最も長くなっています。
また、比較的医療施設が少ない地域では所得による期待余命の差がさらに開き、江原道華川郡では下位20%の人の期待余命は71.01歳で全国で最も短く、上位20%と下位20%の期待余命の差は12歳以上になっています。
専門家は、地域によって期待余命に大きな差があることについて、それぞれの地域の所得水準の差、保健及び医療施設の多少、救急医療システムの差などによるものだとして、地域間の期待余命の差を縮めるための政策が必要だと指摘しました。