北韓が金正恩(キム・ジョンウン)第一書記の体制になってから、北韓を脱出して韓国に定着した脱北者の数が大幅に減っていることがわかりました。
統一部によりますと、ことし1月から10月まで韓国に脱出してきた北韓住民は合わせて977人でした。
韓国に定着する脱北者は2003年は1年間に1285人で初めて月平均100人を超えて以来、2009年に2914人とピークに達しましたが、その後減少に転じています。
とくに2011年末、金正恩体制が始まって以来、脱北者の数は急激に減っています。
これは北韓が中国との国境付近の警備を強化し、中国当局も脱北者に対する取り締まりを強化したことなどによるものとみられます。