世界で発生したテロ攻撃による死者が去年、3万人を超えたことがわかりました。
オーストラリアに拠点を置く国際シンクタンクの経済平和研究所(IEP)は世界162か国でのテロ攻撃や死亡事例、被害状況を調査して、17日、報告書「世界テロリズム指数(Global Terrorism Index)」を発表しました。
それによりますと、世界で発生したテロ攻撃による死者の数は去年、3万2000人あまりで、これまででもっとも多かったということです。
これはおととしの1万8000人あまりに比べて80%も増えたものです。
また死者の78%は、アフガニスタン、イラク、ナイジェリア、パキスタン、シリアの5か国に集中していました。
一方、韓国、北韓、日本など39か国は、テロの影響のない国と評価され、テロの発生頻度や死者数などから測定した「テロ影響指数」は、0となりました。