デフレのリスクが懸念される中、ことしの消費者物価上昇率が過去最低の水準になる見通しです。
ことしの消費者物価上昇率は原油安などの影響で先月まで0.6%となっていて、年間でもこれを大きく上回ることはないものとみられます。
韓国銀行が先月発表した経済展望報告書でも、ことしの消費者物価上昇率は0.7%程度にとどまるだろうとしています。
これは通貨危機で景気が極度に落ち込んだ1999年の0.8%より低く、過去最低の水準です。
アメリカ、日本、ユーロ圏など、主要国の消費者物価上昇率も0%台にとどまっていて、中にはマイナスになっている国もあり、グローバル・デフレに対する懸念が拡大しています。