北韓は20日、南北当局者会談に向けた実務接触を26日に板門店の北韓側施設「統一閣」で行うことを韓国側に提案してきました。
北韓の朝鮮中央通信によりますと、北韓の対韓国窓口機関、北韓祖国平和統一委員会の書記局は20日、「南北当局会談に向けた実務接触を、26日に板門店の北韓側にある統一閣で行うことを提案する通知文を、板門店を通じて韓国側に送った」と明らかにしたということです。
これに対し、韓国政府当局者は、「韓国政府はおよそ2か月にわたり、北側に当局者会談に向けた実務接触を提案してきた。北側が応じたのは幸い」と述べました。
政府は、北韓の提案を受けて、北韓側の意図や接触の日程などを協議し、提案を受け入れるかどうかの検討に入ったということです。
南北関係改善のための当局者会談をソウルか平壌で早期に開催することにした8月の南北高官級協議の合意を受けて、韓国政府は、北韓に対し、9月21日と24日、そして10月30日の3回に渡って、当局者会談に向けた予備協議を行うよう提案しましたが、北韓は返答していませんでした。