今月14日にソウル市内で行われた労働市場改革や歴史教科書国定化に反対する集会に関連して、警察は21日、集会を主導した民主労総など八つの団体の事務室などを家宅捜索しました。
警察はこの日、民主労総本部とソウル本部、金属労組本部とソウル支部など、八つの団体の事務室など12ヶ所を家宅捜索し、警察の無線機やヘルメット、関連書類などを押収しました。
警察は、押収品を綿密に分析し、違法な暴力デモを主導した人や背後勢力まですべて検挙するとしています。
集会には警察発表で6万8000人余りが参加、警察と衝突し、警察と参加者双方から負傷者が出ました。
民主労総の関係者は23日、記者会見で、警察が集会とは全く関係がないものを押収したと主張し、公権力による弾圧だとして、大統領の謝罪と警察庁長の罷免を求めました。
警察はこの集会について、損害賠償を求める民事訴訟も準備していて、すでに217人について調べています。