北韓の「キムチの漬け込み」が、ユネスコ=国連教育科学文化機関の無形文化遺産に登録される見通しです。
イギリスBBC放送が24日に伝えたところによりますと、ユネスコの無形文化遺産に登録申請していた北韓の「キムチの漬け込み」について、事前審査をしていた補助機関が「登録」を勧告したということです。
登録の可否は、今月30日から来月4日までアフリカのナミビア共和国で開かれる無形文化遺産候補に関する審議で最終的に審査されることになりますが、登録はほぼ確実視されているということです。
韓国の冬に備えたキムチの漬け込みの「キムジャン」は、2年前にユネスコ文化遺産に登録されており、以来、北韓は、韓国のキムチに比べてトウガラシを少なく入れ、味が比較的まろやかな北韓のキムチについても、登録を求めてきました。
今回、登録が決まれば、南北が同じ内容の文化遺産を登録するのは、「アリラン」に続いて2件目となります。
今回の審査では、北韓の「キムチの漬け込み」とともに、サウジアラビア、オマーン、カタールが共同で推薦しているアラビアコーヒーの伝統作法なども登録勧告を受けました。