韓国と北韓の南北当局者会談に向けた実務協議が、予定より2時間20分遅れて、26日午後0時50分ごろから、板門店の北韓側施設「統一閣」で行われています。
統一部が明らかにしました。
協議には、韓国からは、統一部の金基雄(キム・ギウン)南北会談本部長、北韓からは対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会のファン・チョル書記局部長をそれぞれ首席代表に、3人ずつが出席しています。
協議は当初、午前10時半から始まる予定でしたが、通信線開設の問題などで遅れ、午後0時50分ごろに始まりました。
南北は、8月末の南北高官級会談で、南北関係を改善するための当局者会談をソウルまたは平壌で近いうちに開催することで合意しており、今回の実務協議では、当局者会談の「格」や議題、開催時期、場所などについて話し合われているものとみられます。
洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官は、代表団が板門店に向かって出発した直後、南北会談本部で記者らに対し、「8月末の南北高官級会談での合意の勢いを持続させたい。国民が納得できる成果を上げられるよう、協議に臨む」と述べました。
また、韓国側の首席代表を務める金基雄本部長は、協議に向かう前、南北会談本部で記者団に対し、「8月末の南北高官級会談で合意した内容を誠実に履行するとの立場から最善を尽くす」と語っています。