全国農民会総連盟が来月5日、ソウル都心で予定している大規模集会について、警察庁は許可しない方針を明らかにしました。
全国農民会総連盟は、農業への国の対策強化を求めて、来月5日、ソウル市庁前広場で、1万人あまりが参加する集会を開くことにしています。
これについてソウルの南大門警察署は、28日、全国農民会総連盟は民主労総＝全国民主労働組合総連盟とともに、今月14日、ソウルでの不法暴力集会を主導した団体のひとつであり、これを許可すれば再び暴力的な集会につながりかねないとして、許可しないことを発表しました。
警察は、集会を強行した場合は主催者を処罰し、解散命令に従わない場合は参加者全員を処罰するとしています。
これに対して全国農民会総連盟は不当な規制だとして、屋外集会禁止通告処分の効力停止仮処分を裁判所に申請することにしています。
一方、民主労総も、2回目の集会を同じ来月5日に開くことにしており、ソウルでの街頭行動は、国会での与野党対立とあいまって激化する様相を示しています。