ことし7月から9月期の企業への貸付の増加幅が20兆ウォンと、大幅に増えたことがわかりました。
韓国銀行が11月30日、発表したところによりますと、金融機関から企業への貸付は9月末の時点で、931兆8000億ウォンで、6月末に比べて20兆ウォン増えました。
この増加幅は、2011年の1月から3月期以来もっとも多いものです。
項目別には、人件費や材料費などに使われる運転資金向けが9兆5000億ウォン増と、2011年1月から3月期以来もっとも多かったのに対して、設備資金向けは、10兆6000億ウォンと、前の四半期に比べて3兆ウォン減りました。
韓国銀行は、「運転資金向けの貸付が増えたのは、マーズ=中東呼吸器症候群の影響で企業の経営が厳しくなったためとみられる」と話しています。