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大邱地下鉄火災 被害拡大原因を捜査

Write: 2003-02-19 00:00:00Update: 0000-00-00 00:00:00

大邱地下鉄火災 被害拡大原因を捜査

大邱地下鉄の放火事件を捜査している大邱中部警察署は、放火した容疑者と電車の運転士らから事件の経緯と被害が拡大した原因について集中的に捜査を行なっています。警察の調べによりますと、容疑者の56才の男性は、医療ミスで身体障害者になったと身の上を悲観し、18日朝、ガソリンスタンドで7,000ウォンでガソリンを買って牛乳びん2本に詰め、8つ手前の駅で地下鉄に乗り込み、中央路駅に到着する直前に、車内に放火したと供述したということです。また警察の調べによりますと、犠牲者が多かった反対方向からきた電車は、中央路駅に到着する前、司令室から駅で事故が起きているから運転に注意するようにという指示を受けましたが、火災が起きていることは知りませんでした。そして駅に到着して開いたドアから煙が入ってきたためドアを閉めて停車を続け、10分後に司令室からの避難指示を受けて再びドアを開けたと話しています。これに対してこの電車の乗客は「中央路駅に到着した時にはすでに有毒ガスが立ち込めていた。ドアは開いたが 数秒後に“出発します”という案内放送があってドアが閉まったが、停まったままだった。さらに数分後にドアが開かれて“降りてください”という案内放送があった」と証言しています。警察では2本の電車のほとんどのドアが閉まっていたことを重視して、火災発生後に反対線路に別の電車が入ってきた経緯と、総合司令室からの指示、そして乗客の安全に向けた対応がどのように行われたかを中心に調べを進めています。事故対策本部によりますと、19日午後3時現在の死者は53人、けが人は146人に上っています。しかし焼けた電車の中には少なくとも72人の遺体があることや、家族から行方不明の届けがあった人が165人に上っていることから、今後、死者の数は増えるものとみられています。大邱地下鉄公社は、19日朝から事故のあった中央駅と影響のあった周辺の6つの駅を挟んだ東西24の駅で、地下鉄の折り返し運転を始めました。

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